2004.7.16 トキメキ不思議系おじさん

 子供とよく行く近所の公園には釣り堀があって、いつもおじさんやおじいさん達が釣りをしたりビールを飲んだり将棋を指したりしながらたむろしている。そのひとりに、年の頃は40代後半から50代ぐらいの、ちょっと問題児(児?)なおじさんがいてて、酔っぱらうと子供達に声をかけてくるので母親達には嫌われている。

 子供が遊ぶ砂場に入ってきて
「おー!いっしょに遊ぼうぜー!」
「なんだよぉ、無視するなよぉ〜」
などと、ちびっこ気分で話しかけてくるのだ。
 おじさんが乱入すると、蜘蛛の子を散らすように母親たちが子供を連れて逃げていく。

 でもわたしと娘以外誰もいなかった日に、いつものようにやってきたおじさんが砂場の縁に腰をかけて突然娘にビートルズの「When I’m Sixty-Four」を歌ってくれた。英語で。とても好きな歌だったから、ちょっとジーンとしてしまった。それ以来、なんとなくわたしはそのおじさんのことが憎めない。
2004.7.15 ナンパされた

 息子と自転車に乗っていて信号待ちをしていたら、すぐ横にあった焼き肉屋さんからおじさんが出てきて
「ヘイ!カモン!ティータイム、ティータイム」
と声をかけられた。
え!?と固まるわたしと息子。
「ジュース、ジュース、オッケー?カモーン」
手を店の中に招き入れるしぐさをしている。個人でやっていそうな小さな間口のお店で、お昼休みといったかんじで中には誰もいない。
…でもこのおじさん、見た目バリバリ日本人なんですけど… しかも、スキンヘッドで麿赤兒にそっくり。
なんで英語…しかもカタコトだし。
面白そうだったので入ろうかと思ったけど、娘のお迎えの時間が迫っていたので腕時計を指さして
「ちょと時間が〜」と言ったら
「オー、ビジィ?オッケー、バイバーイ」
とあっさり店の中に戻っていった。
なんだったんだろうか。やっぱ行っとくべきだった? ていうか麿さん本人だったりした!?
2004年6月のニッキ
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