1997.9.25 (日)

ライラ・フランス  ヒサビサに里帰りをした。ごぶさたしてた実家の近くのお気に入りのレコード屋に行く。
 レコード屋「ジャンゴ」(大好きなジャンゴ・ラインハルトから命名したそうだ。わたしももちろん大スキ♪)のお兄ちゃんは筋金入りのピチカートマニアってカンジで、わたしはいつもアレコレと質問をして教えてもらうのだった。その日は「エイプリル・マーチ」を買いに行ったんだけど、あいにく売り切れだったので、かわりに同じレーベルから出てるCDを二枚買う。
「L'apprell-PHOTO のCDはゼンブ買ってもイイと僕は思いますよ」とかゆってオススメしてくれたんだけど、わたしにはマアマアってかんじでした。
laila france の 「Japanese Especially」って曲がかわいくって最近よく口ずさんでます。
1997.9.14 (日)

誘惑のアフロディーテ  ウディ・アレンの「誘惑のアフロディーテ」をビデオで見る。いやもー、めちゃくちゃ良かった・・・。
 大笑いできる映画なんだけど(わたしが一番おおうけしたのは、ボクサーの青年がリンダに語った「夢」の話のくだり。おばかでグー♪)ちょっとホロリとしました。
 リンダが、最初は「ああ、困ったおねーちゃんだなあ」ってカンジなのに、だんだんすごくかわいくって、いとおしくなっちゃうところがウマイ(たしか、オスカーを獲ったはずです)。

 それから、「マーズアタック」もビデオで見る。こっちは、もー、おばか全開でオモシロカッタ♪ やっぱりなんといっても火星人ガールが最高。あと、巨大な手がロボもオオウケしました。
1997.8.25 (月)

こどものとも  「こどものとも 9月号」(福音館書店発行)を偶然本屋で見つけた。以前に沼田元氣が盆栽のカッコで日本一周する、という号を買い忘れてから、ずっとこの月刊誌のこと忘れてたんだけど、今月号は佐々木マキがやっててソク購入する。「まちには いろんな かおが いて」というタイトルで、路上観察モノだったのですごくうれしい。よく街でどうみても顔にみえるモノがあるけど(マンホールや家の窓の配置なんか)そんなかお達の写真絵本。表紙がとっても愛らしい。「LIFE」の写真集でも似たようなのがあった気がするなあ。
 佐々木マキは京都に住んでいるそうだ(わたしも、1年間だけ住んでた。大好きな町だ)。とんぼの本の「京都おもしろウォッチング」(赤瀬川原平・他/路上観察学会編)を引っ張り出してきてなんとなく見る。住んでる間に銭湯に行きたかったなあ。
そうだ、京都行こう(嘘)。
1997.8.21 (木)

アスカ復活♪  今日は会社がヒマだったので、半休にした。帰りに「そうだ!!午後はエヴァを見に行こう」とトツゼン思い立ってひとりで千葉まで行く。
 映画館は駅からちょっと遠くて、ぴあのよくわかんない地図のうろ覚え(ぴあは立ち読みするものなのだ)でウロウロしてたわたしは時間が無くてあせって、なんか大人のお風呂やさん街に迷い込んでしまって、さらにカナリあせった。「重役室」「ナポレオン」などとゆー名前に「おおお〜なんかすげえぞ;」とか思いながらもそこを抜けて(方角的には合っていたので、近道だったのかも)やっとたどり着いた映画館はわたしの好きなタイプの程良いさびれ具合の建物だった。
 「THE END OF EVANGELION」は、とっても良かった。わたしにとっては「もののけ姫」よりもずううっと、良かったです。「エヴァ」では、何回か鳥肌が立ったもん。話題にされてるいくつかのシーンも、別に納得出来るものだったし、見て良かったなあと思った。わたしには「もののけ姫」のラストのほうが何となく納得いかなかったのです。日記に書こうと思いつつ引っかかってたのは、そのせいだったのでした。セル画の枚数(あるいは制作費)と感動が正比例するワケじゃないんだなあ、とか当たり前の事を思った(宮崎アニメファンのひとごめんなさい)。
1997.8.10 (日)

CD  コーネリアスの「FANTASMA」を買った。おまけものに、弱いわたし・・・(イアフォン付きCDなのだった)ああ、ジーザス&メアリーチェイン!・・・おお、ディズニー・・・とわたしのツボをぐぐっと押さえてくれた気持ちいいCDでした。
 あとピチカートでなぜかCDを買ってなかった「ベリッシマ」と(友人が持ってたので安心して買ってなかったの、スキなんだけどね)、中古でビブラストーンの「ナショナル」(これも友人所有なので買ってなかった)も買った昨日でした。ビブラって、いつのまに解散したんだろうなあ(悲しい)。近田さんのエッセイが読みたくて文春買ってるわたし。「なんだこのキンキキッズの新曲は!?」とか思ってたので今週はすごくオオウケした。
1997.8.3 (日)

死の棘  見ました、「死の棘」を!いやあ〜ものすごく良かった〜。本だと、トシオ(作者自身)のモノローグがけっこう読んでてうっとうしかったりするんだけど(←やっぱわたしが女だからでしょうか)、映画だと無表情でたんたんと喋る岸辺一徳が良いのです。それに、何でかものすごくおかしくって、けらけら笑って見てたんですが、わたしってヘン?とか思ってたら勧めてくれた友達も「ヘンな映画だったでしょ〜あのシーンは大笑いした」とか言ってたのでやっぱ笑って見ててもよかったんだと安心?しました。公開当時は松坂慶子のヌードが話題だったみたいですが、その話題のシーンもかなり滑稽な場面なので、おっぱいどころの騒ぎではないってカンジです。なんかこう書くと喜劇みたいだけど、ほんとは全然喜劇じゃなくて(わたしはミホに感情移入しすぎてたので・・・)途中で挿入される「死」のイメージ、まるで彼岸のように現実感のない奄美の風景などもすごく印象的でした。
 女の人が狂気にとりつかれていく映画では、「ベティ・ブルー」も大好き。あんな男性が理想だなあ〜。
1997.7.29 (火)

レコード  ひさびさに、レコードを買った。「redymade super 45s」とゆう二枚組シングルと、コーネリアス&カジヒデキのハート型シングル。キューピーマヨネーズのCMの曲なので、ハートがマヨネーズ色でとってもかわいい。redymadeのほうは、ピチカート・ファイヴ&エイプリル・マーチ。「私の人生、人生の夏」が大好きなんだけど、カップリングの方も良かった。初めて聞くんだけど、CDとか出てるのかな・・・。
 CDは小さくて扱いも簡単なので、わたしもやっぱりCDばっかり買ってるけど、たまにはレコードもいいな〜。かばんには入らないのでぶらぶら手で下げて、ぶつけて割らないようにちょっと手元を気にしながら歩いて帰る間もまた楽しい。
1997.7.22 (火)

幸田文  三連休はいなかに帰っていたのだけど、久々にけっこう本を読んだ。行き帰りの新幹線では幸田文の「」をずっと読む。結核病棟が舞台で、患者やスタッフ達の様々なエピソードが語られていくのだけど、幸田文の人間を見る目のクールさ、表現の細やかさに圧倒される。
 とくに、ラスト(葬儀の後)のエピソードにはちょっとビックリしました。医療ものでは「ER」や「ブラックジャック」、「おたんこナース」も好きなんだけど、なんていうのかな・・・うまく書けないけど、文章でしか表現できないものっていうのがあるとしたら、 こういう描写なのではないかと思う。
 他に幸田文作品でのわたしのベストは、なんといっても「きもの」。徹夜で読んじゃったぐらい、とにかくおもしろい。連ドラにハマるタイプの人にはおすすめです。

 「文学」の中の連ドラもの(勝手にジャンルを作ってます)といえば、谷崎潤一郎の「細雪」がとにかくもー、面白かったです。ぶあつい中公文庫にゲッとなったけど、すいすい読めました。今は友人が勧めてくれた島尾敏雄の「死の棘」を読んでるのですが、これはかなり手強いです・・・ぜんぜん読み進めません〜。映画を見た方がいいかもしれないなあ〜。
1997.7.6 (日)

クラッシュ  今日は「クラッシュ」という映画を見る。D・クローネンバーグ監督の、ちょっと前に話題になったやつ。お話は、まあ、ともかくとして(途中、寝てしまったわたし)主人公の男の人が、若い頃のクリストファー・ウォーケンにそっくりでちょっとファンになってしまいそう。 女の人が二人ともわたしのタイプじゃなかったので、ちょっと残念だったなあ。(ちなみにイラストの3人は全然似ていません・・・)

 それから、村上龍の「超能力から能力へ」という本を読んだ(山岸隆という人と共著)。こおいうの、わたし、弱いんだ〜。すぐ、信じちゃう。能力が上がるエネルギーが封印されたCDを、研究&制作&販売している人との対談なんだけど、「トンデモ本」では??と疑いつつもなんとなくスゴイ〜と思ってしまうのだった。あんまり高いとイヤだけど、普通のCDくらいの値段なら試してみたいな。脳のクロックが上がる、なんて表現にはグッとくる。いんてるはいってるってなもんだよね(←?)。

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