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焦げた鍋底を磨く女のブログ

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脳〜

イマサラながらの感もありますが、ベストセラーになったこの本を読みました。
海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス
海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス(池谷 裕二 糸井 重里)
ほぼ日のサイトの「喜びの声が続々と!」ってかんじにはちょっと「うわあ」と思いますが、でもすげえ面白かったです。30過ぎてもう頭良くなることってないんじゃないか……とショボーン(´・ω・`)としてたわたしも勇気がわいてきました。
脳の中の神経細胞のつながりは人付き合い(ネットでもリアルでも)のアナロジーになるなぁと思った。わたしたちは誰かからの刺激を受けて、それに応えたり応えなかったりする。脳細胞間のやりとりと同じで、受け手側に選択権があるということ、だから受け手に何か強制するようなものってすごい拒否感がわくんだなあ。あと、経験値はべき乗で増えていく(いっこいっこ増えてくんじゃなくて、倍々になっていく)なんてところは「うおお!」ってかんじでした。トライ&エラーでがむばろうっと。
もちょっと追記。
やっぱりコミュニケーションて面白いなぁと思います。わたしがこだわってるのって(モテもだけど)やっぱコミュニケーションてことだなぁって。
脳の中でも新しい経験をすると、組み合わせがぐんと増える。脳は可塑性があって、ゴムじゃない。人とのつき合いも同じで、頑固で何を言ってもこの人は変わらない、変わろうとしない、という人とはあんましつき合いたくないな……と思ってしまいます。ただ、脳もそうなんだけど、可塑性もあるし、人格の統合・安定を守りたいから変化を拒否する……統合性を保つために自分で自分に無意識に嘘をつくということがあるらしい。この本でも、盲点に入って見えない像を脳が補完する実験があって、ほへ〜と思いました。安定と変化。なるほど〜と思って。
ちょうど圏外からのひとことさんでも同じようなことが書いてあって、うむうむと頷きました。
| 2004.04.27 Tuesday 19:50 | Book | comments (0) | trackback (0) |

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