pizzicato five
the international playboy & playgirl record


プレイボーイ・プレイガール/ピチカート・ファイヴ
  1. 不景気
  2. ロールスロイス
  3. インターナショナル・ピチカート・ファイヴ・マンション
  4. 新しい歌
  5. ウイークエンド
  6. 不思議なふたつのキャンドル
  7. コンチェルト
  8. きみみたいにきれいな女の子
  9. プレイボーイ・プレイガール
  10. 大都会交響曲
  11. テーブルにひとびんのワイン
  12. 華麗なる招待
  13. 美しい星

不景気
『気のきいた男の子 ここしばらく出会わない』っていう不機嫌そうないまどきの女の子達のコーラスで始まる今回のピチカートのニューアルバム。ふてくされた生徒達の前にさっそうと野宮真貴先生があらわれる・・・という映像が浮かんできます。ファッションはイギリスの60年代風がいいな。女の子達はタータンチェックのスカートに白いブラウスに黒いソックス。野宮先生はヘリンボーンのスーツに黒いとがったフレームの眼鏡。『ほんとに世界はつまんない』けれど、でもけっこう楽しそうな教室でのパーティ。
ロールスロイス
そして突然プレイボーイの登場。端正な顔立ちのハリウッドスター。プレイボーイでお金持ちの大スターの悲劇、あるいは喜劇。ゴージャスで退屈な日常がスリリングなタッチで語られる。
インターナショナル・ピチカート・ファイヴ・マンション
『東京近郊一千万人のピチカートマニアのみなさん、こんにちは』っていうのでなんかウケました。東京のとある一角にあるという架空のオフィス。昔のニュース映画のような映像。きっとジャック・タチ風なインテリアなんだろうな。
新しい歌
シングルよりこのアレンジの方が好きです。すごく好き。歌詞も大好き。こんな殺し文句を言われた事があったな、なんて思い出したりしたり(フフッ)。
ウイークエンド
ゴダールの映画で同じタイトルのがあったような気がします(見てないけど)。ちょっとサンバっぽいリズムがかっこいい。
不思議なふたつのキャンドル
なんとなくビートルズの『ストロベリーフィールズフォーエバー』を思い出します(元ネタ発見サイトを見たら何か分かるかも・・・)。
コンチェルト
いつも出だしで『キャンディ・キャンディ』を思い出してしまいます。『きっとそのとききっと音楽が』ってトコロではチョコレートのコマーシャルが浮かんできます。秋はチョコレートのシーズンだしね。
きみみたいにきれいな女の子
ちょっとソウルっぽいアレンジ、と思ったらコーザノストラの人が参加してたんですね(去年の夏流行ったコーザノストラの歌好きでした、タイトル忘れたけど)。わたしはシングルの方がなんとなく好き。『ギューン』って音が好きなのかも。
プレイボーイ・プレイガール
まさに『ハッピー・チャーム・フール・ダンス・ミュージック』!!猫みたいなコーラスの声が好き。『なにかいいことないか子猫チャン』ってかんじ。
大都会交響曲
シングルではやたら早いアレンジだったのですが(あるゲームのイメージソングだったので内容に合わせてわざと早いリズムにした、と小西さんが何かで言ってましたが)しっとりしたアレンジですね。
テーブルにひとびんのワイン
なんとなくフュージョンってかんじ・・・(違うカモ;)。このあとの二曲もそうだけど、ハッピーな人生の終わり(そして世界の終わり)をイメージした歌詞が続きます。
華麗なる招待
すごく好き。そしてなんとなく涙が出てくる。ハッピーなメロディとアレンジなのに。幸せすぎて泣けちゃうような歌。『カップルズ』っていうかロジャー・ニコルズっていうか、あの懐かしいイントロダクションに思わずニヤリとしてしまいました。
美しい星
エンディングにふさわしい美しい歌。すべてはくりかえす、フィルムが巻き戻るように。
「ではもう一度、最初からお聴き下さい」とうながされるように女の子達のコーラスが流れてきて、わたしはまた初めからこのアルバムを聴いてしまう。
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