■ 『恋の門』観たよー
最 高 !
キタコレ!!
設定やらストーリーやらが自分のストライクゾーンど真ん中で、心のベストテンランク入り決定。
映画好きなら誰しも、駄作佳作名作を問わず「これは自分のための映画だ!」というのがあると思いますが、まさにそれでした。
自称マンガ芸術家の青年・門(松田龍平)とコスプレイヤーで隠れ同人作家のOL・恋乃(酒井若菜)の運命の恋物語に元売れっ子ギャグマンガ家で今は漫画バーのマスター毬藻田(松尾スズキ)がからむガチンコ恋愛バトル。
恋とは極限状態の狂気だと思うんだけど、それが見事に描けてると思いました。
以下ネタバレしまくりで雑感色々箇条書き。
酒井若菜のオタク女子喋りが上手いー!いるいる〜と一瞬思ったけど、こんなめちゃめちゃ可愛いオタク女子はそうはいねえ…と我に返ったりした。
松田龍平の妙に硬い表情が役にハマってて良かった。
恋乃の両親役の大竹しのぶと平泉成が怪演すぎる。だってキッチ・キッチンとコスモのコスプレですよ…!?笑いジニ寸前でした。
尾美としのりもスゴかった。全然気付かなかった。エンドロール見てビックリ。
小島聖エロすぎ!もー最高。崩れたかんじのエロさがたまらん…!エロくて異様で良かったー。
門の父親役の大竹まことはちょっと泣けるいい役所でしたねえ。
ふたりでマンガを描きながら…のラブシーンが!ドキューンですよ!ヤバすぎ。一昔前のベタなカップルは『タイタニック』のマネ(舳先のアレ)をしちゃったりするんだろうけど、そんなんよりもコレをマネしたいよわたし的には!でもこのシーンを「ロマンチックゥ〜(スーパーミルクチャンのテツコの声で)」と思う人はきっと少ないだろうナ…。
毬藻田と門と恋乃の3人がマンガを描くシーン、年代ごとのマンガのテクニックの違いの描写がスゴいリアルで良かったっす。筆の墨汁吹いてるとことか泣けたっす。マジ泣けたっす。ただiMac(グラファイト?)で描くのはキツそうだ…。
細かいギャグも面白かったです。公園でセックスの反省会するカップルとか、あと「サルカニ合戦かよ!」とか笑った。一番笑ったのは「死んだおばあちゃんの顔が…!」んとこ。ピュアな瞳で見てる…!とかも。
カメオ出演、あんだけ沢山の人が出てるとありがたみが無いかんじでちょっとなぁ。なんか内輪ウケ感が漂ってしまって。そこだけがマイナス点でした。
美術とかファッションとか画面の感じがすごく良かったなあ〜。門の部屋とか、漫画バーとか。恋乃の部屋もオタクっぽくポスターべたべたなんだけど、ポップな色使いで可愛いし。
やー、DVD欲しいなあ…!原作のマンガは読んで無いんだけど、読みたいなあ。
追記:
あれから2回も見てしまいました。ご主人様は「ぽっぽやです!」に爆笑してた。
あと田辺誠一と片桐はいりの山のさわやかカップルのシーン、「シャッターチャンスしか無かったよ!」っていうのは南海キャンディーズの山ちゃんのツッコミみたいで何回見ても面白い。田辺誠一ますます好きになった。
この映画、オタク的要素がない人にも普通の恋愛映画として楽しめると思ったんだけど、やっぱり一般人(オタク的用語)にはいまいちウケが悪いのかなあ?どうなんでしょう、非ヲタの人の感想読みたいな。
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