Rubber Brain Blog

悲惨な事件があったせいでアニメの放送中止とか、意味が分からない。
なんでそんなことするの？マネするアホがおるからってこと？
それなら、もともとの悲惨な事件のニュースを流さなきゃいいのに。そっちのほうが影響力あるでしょ？どう考えても。

こないだ、畠山鈴香容疑者のニュースを見てとてもウツになってたんです。それは「自分の中にもそういう感情があるかもしれない」という恐怖。出来れば見ずに済ませたいドロドロしたものを見てしまい、わたしはひとりで勝手にかなり傷ついてました。
そのあと図書館に行ったときに、ふっと楳図かずおの「洗礼」を見つけて久しぶりに読み返してみたら、みなさんご存知のとおり母と娘のもっともっとすざまじい世界でねぇ…（読んでない人は読まないとダメですよ！）、読み終わったらすっかりウツが晴れて逆にすがすがしい気持ちになっていました。いや、真面目な話、小さい頃はガクブルで読んでたのに親になってから読み返すとこんなに受け取り方が違ってくるとは、自分でもビックリです。

血みどろアニメやホラーを規制して、世知辛いニュースばっかり流すのはどう考えても逆効果です。
こういうフィクションの世界に癒される人もいるんだよということを今更ながらですが強く言いたい。ホントにあったちょっといい話とかタマちゃんとか（古いな）そんなもんでは癒されない。楳図先生はネ申！