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まどか☆マギカ見たよ〜

魔法少女まどか☆マギカ」をDVD借りて2日で一気に見ました〜。

どうして今頃急に見たのかというと、TBSラジオJUNKのおぎやはぎのメガネびいきで話題になってたので。聴視率調査で20代男性リスナーが少なく、じゃあ彼らが好きなアニメでも見てみよう、と矢作が「まどか☆マギカ」を借りて4話まで見たら思いのほか面白くてハマって(本人はいやハマったとは言いたくないよ、でもDVD1巻が終わったらすぐ次のディスク入れたけどねとのこと)小木に内容を説明をするんだけど説明ベタで(それが聞いててすごい面白いんだけど)来週までに全部見てちゃんと説明する!というので、じゃあわたしも見ようかなと思ったのでした。

「まどか☆マギカ」は、面白かったし意欲的な内容でクオリティも高くて、謎解きや結末なんかもちゃんとしててすごく良い作品だと思ったのですが、個人的には最後がうーんそうなっちゃうのかぁ…という感じでした。矛盾や未消化な部分があったというわけではなく、物語はそういう解決をしてしまうのかぁーという感じ。
なので作品はほんと良かったですよ!こうやってあれこれ考えさせられたり、いろいろ語り合ったり出来るので。


以下に物語の結末をズバリ書いたネタバレを含んだ文章があります。

 
先にお断わりしておきますがいち40代中年女の解釈だと思ってね。
これが正しい!とは思ってはないです、そう感じたという話で。

あのー魔法少女をね、エンコーなんかのメタファーとして扱ってるところがまずちょっと嫌だなと思ったんですね。具体的にはさやかのエピソード。
好きな男の為に夜の街を歩いて、一戦まみえたあとは魂が汚れてしまうと。
まどかに「あたしはこれしか出来ないから魔法少女になったの、あんたはハンパな気持ちでやるんじゃないよ!」と言い、最後はキャバ嬢のヒモ男が貢いでくれている女を馬鹿にしているのを聞いて、自分を重ねあわせてブチギレて魔女になってしまうと。
うーん、報われない恋に苦しむ人魚姫というよりも、はっきりと苦界に堕ちた女だと思います…

それはそれでまぁいいんです。
でも、最後のまどかの願いが「すべての魔法少女が魔女にならない世界に!」というもので、まどかは魔法少女のためのお地蔵さん的な、小さな救世主になるわけですが、うーん…魔女にならなきゃいいのか?魔法少女の存在自体は否定しないのか?となんか拍子抜けしてしまったのです。
苦界に堕ちることは否定しないのかー。
じゃあ、魔女になることはそもそも救いだったのではないのか?
…とグルグルと思ってしまったのでした。

物語として魔法少女を否定することは無理なのかもしれないし、魔女がいないだけで世界はあいもかわらず憎悪に溢れているのですが、わたしはもう魔女寄りの人間なので(しかも美魔女じゃないよ!駄魔女だよ!醜魔女だよ!)他人を呪うことすら出来なくなってしまった魔法少女達がとても可哀想に思えたのでした。

映画化するそうで、続きが描かれたらまた印象も変わるかな?と思います。楽しみです。
あと明日ラジオで矢作がどういう説明をするのかが超楽しみです。

| 2012.02.01 Wednesday 14:15 | anime | comments (0) | trackback (0) |

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